on the Line

高校中退→ニート→フリーター→→→会社員。現在33才のぼく。なんとか普通に生きてます。なかなか普通の生活ができず苦しんだ過去を振り返りながら、同じような境遇の人のヒントになればと思いはじめました。

ぬるま湯バイト地獄から抜け出すために

こんにちわCJです。
26才の時にインフルエンザにかかったことで、収入が減り、いつまでも肉体労働をしていられないと痛感しました。
このカイジのような、気楽だけど希望もない生活から抜け出す方法を日々、模索していました。
しかし、高校中退で、ずっとアルバイト暮らしだった僕を、正社員で受け入れてくれるところなんてありません。ひとまず、お金を貯めて、チャンスを待とうと思いました。

長時間労働を決意

ぼくはバイトの時間を朝の5時から夜10時の16時間労働にしてもらい、月曜から土曜まで出勤して稼ぐことにしました。(完全にブラックですが、短期間でお金を稼ぐには良いバイトでした。)
仕事内容は、まさにカイジの地下労働施設なみの重労働ですが、残業代はしっかり出るので、時給900円でも1ヶ月で35万円くらい稼げました。。

フラフラになりながらも、なんとかバイトを続けていたある日、ぼくと同じ条件で働いていた、32才の先輩が腰を痛めて、長期休養することになりました。
そこでぼくは再び強い危機感に襲われました。
――いくら稼いでいても、ぼくたちアルバイトは体を壊せば収入が途絶える――
すでにぼくの体も悲鳴をあげていました。

運命の出会い

いつ自分の体がダメになって働けなくなるかと、不安な思いで過ごしていたある休日、僕はテレビ画面に吸い寄せられました。
そこに映っていたのは、155センチの小さな体で、大男たちをバッタ、バッタと投げ倒す合気道塩田剛三でした。
そこでぼくはピンときたのです。
――こんな小さな男でもあんなに軽く人を投げ飛ばすことができる。ぼくもその技を身に付ければ、激しい肉体労働にも耐えれるのでは――
まさに運命の出会いでした。

しかしぼくに道場通いする時間はありません。そこで急いで本屋に行き、武術の理論の本を買い込み、夜中まで読みふけりました。そして覚えた動きをどんどん仕事に生かしていったのです。
はじめは職場の仲間からは「CJの動きキモいよね」と言われました。
そして1年、2年とたち、ぼくはガリガリの体で50キロもの重量物を軽々持ち上げれるようになり、体力が余っているので、他人の仕事も進んで手伝うようになりました。
仲間たちも認めてくれ、「鉄人」と呼ばれるようになり、ついにはアルバイトの責任者に任命されました。
万年下っ端のぼくにとっては、これでも大出世です。

「本の力」を知る

ぼくは「体の使い方」を覚えると共に、もう一つ大切なことをまなびました。
それは「本の力」です。

武術の本を呼んでいるときは、本当に夢中でしたし、結果だけでなく色々と考え、試した生活、それ自体がとても濃い時間でした。
この件でぼくが知った、本当に大事なことは、読書は楽しいし、役に立つというものでした。
ここからぼくの読書生活が始まります。